YetiForceCRMは部門横断的にデータを一元管理・可視化できるだけでなく、ダッシュボードやレポート機能、ワークフローなどをカスタマイズして活用することで、経営企画や役員層の意思決定や戦略立案にも大いに役立ちます。以下では、経営企画・役員視点での具体的な活用アイデア、導入・運用上のポイントをまとめています。
目次
1. 経営企画・役員業務におけるYetiForceCRM活用アイデア
1-1. 経営指標(KPI)のリアルタイムモニタリング
- ダッシュボードでの重要指標可視化
売上高・利益率・案件数・未回収額など、経営に必須な指標をリアルタイムにダッシュボードで確認できます。部署別やプロダクト別の情報を切り替えながら俯瞰することで、迅速な意思決定が可能になります。 - アラート・リマインダー機能
重要指標があらかじめ設定した閾値を超えたり下回ったりした際に、自動で通知・メールを送る仕組みを作り、経営層がタイムリーに対処できるようにします。
1-2. 全社横断プロジェクトや施策の管理・進捗把握
- プロジェクト管理モジュールの活用
新規事業やDX推進プロジェクトなど、横断的な施策をプロジェクトとして登録し、タスク・進捗・リソース配分を可視化。期限遅延やトラブルが生じた場合に即座に把握できます。 - マイルストーンやガントチャート
重要プロジェクトの節目をマイルストーンとして設定し、どの部署がどのタスクをいつまでに完了する必要があるかを全体像で確認。役員同士で調整が必要な場合も、その場で情報を共有しやすくなります。
1-3. 経営企画のためのデータ統合と分析
- 販売・在庫・財務データの一元化
営業部門の受注状況、製造部門の在庫・納期状況、財務部門の売掛・買掛など、各部門がYetiForceCRMを使っていれば、データを「1つのプラットフォーム」に集約できます。経営企画はその統合データを活用して、経営戦略や予実管理をより正確に行えます。 - レポート機能によるトレンド分析
過去の実績データや顧客動向をCRMのレポート機能で分析し、次期予測や改善施策の立案に反映。エクスポート機能やAPI連携を使って、外部のBIツールに取り込むことでより高度な分析も実現可能です。
1-4. ガバナンス強化とリスク管理
- 監査ログ・履歴機能
誰がいつ、どのデータを参照・変更したかを追跡できるので、コンプライアンス上のリスクを低減。内部統制の観点で必要な監査証跡を備えておくことも役員層にとって重要です。 - 権限管理と機密情報保護
役員用の機密資料や経営上重要なデータへのアクセス権を厳格に制御し、一般ユーザーには不要な情報が閲覧できないように設定することで、情報漏洩リスクを減らせます。
1-5. 戦略的コミュニケーションの促進
- 役員・管理職間の情報共有
各役員が担当する部門の活動状況やKPIを、YetiForceCRMのダッシュボード上で可視化して共有することで、ミーティング前の情報収集がスムーズになり、意思決定の速度が上がります。 - 議事録・タスク管理連携
役員会議や経営会議の議事録をドキュメント管理モジュールに集約し、アクションアイテム(ToDo)やタスクと連携。実務レベルの進捗を可視化しながらフォローアップできます。
2. DX化を推進するうえでのポイント
2-1. 全社データの一元管理と部門連携
- 各部門の業務フローをYetiForceCRMに合わせて標準化
営業・経理・製造・人事などが各々バラバラのツールを使っていると、データ連携やダッシュボード化のメリットが半減します。可能な範囲でYetiForceCRMに集約し、部門横断データを統一化しましょう。 - ERPや会計システム、BIツールとの連携も視野に
経営企画や役員視点では、基幹システム(ERP)や会計ソフト、外部BIツールでのレポート作成が必要になる場合が多いです。YetiForceCRMのAPIやCSVインポート/エクスポート機能を活用し、最終的に統合データをスムーズに取り回せる形を考えます。
2-2. ダッシュボード・レポート設計の最適化
- 指標・KPIの取捨選択
なんでもかんでもダッシュボードに表示すると情報過多になります。経営企画・役員が判断に必要な主要指標を厳選し、KPIを分かりやすい形で可視化するのがポイントです。 - 部門別・役員別のカスタマイズ
部門長や担当役員ごとに必要なレポートやダッシュボードは異なります。カスタムダッシュボードを作り、個々が最適な情報を瞬時に確認できる環境を整えましょう。
2-3. 情報セキュリティとアクセス制御
- ロールベースの権限設定
役員クラスのみが閲覧できる経営情報が混在している場合、ロール・プロファイル設定を細かく行い、機密情報を保護します。 - 監査ログの活用
経営上重要な情報を扱うことが多いため、データ操作履歴を定期的にチェックし、内部統制やリスク管理の観点で問題がないか確認します。
2-4. 運用定着と継続的改善
- トップダウンでの推進
経営企画や役員がYetiForceCRMの活用に積極的であることが、現場レベルでの導入・定着を促進します。トップクラスが日常的にシステム上のダッシュボードを参照している姿を見せると、社内の利用率が高まる傾向があります。 - 定期的なレビューと機能拡張
会社の戦略や市場環境が変化すると、必要なKPIやレポートも変わります。定期的にダッシュボードやワークフローを見直し、最新の経営課題に即した形へ改善・拡張を続けましょう。
3. 導入ステップ例
- 経営陣が見たい指標の明確化
- 売上、利益、コスト、案件数、進捗状況など、経営層の意思決定に欠かせない指標を選定。
- 部門横断データの収集・整備
- 営業・人事・財務など、各部門が持つデータをYetiForceCRMに集約し、必要に応じてモジュールやフィールドをカスタマイズ。
- ダッシュボード・ワークフロー構築
- KPIダッシュボードを設定し、ワークフローでトリガーや自動通知を実装。期日超過や異常値検知の仕組みを構築。
- 試験運用とフィードバック収集
- 経営企画メンバーや役員が実際にダッシュボードを使い、必要なレポートや機能を追加・微調整。
- 全社展開と継続的改善
- 周辺部門も含めて活用範囲を拡大しつつ、定期的にカスタマイズやデータ品質を見直し、経営のニーズに合わせてアップデートを行う。
4. まとめ
YetiForceCRMはオープンソースの強みを活かし、各部門のデータを一元管理・分析するハブとして機能させることで、経営企画や役員レベルでのDX化を加速できます。特に、以下の点が大きなメリットです。
- 全社データのリアルタイム可視化
- 営業、製造、財務などを横断したデータを統合し、経営陣がいつでも状況を把握できる。
- ダッシュボードやレポートでの迅速な意思決定支援
- KPIを一目でチェックし、異常値やリスクを早期発見。
- トップダウンでの推進により導入・定着が進みやすい
- 役員レベルで活用を示すことで、現場へ波及させやすくなる。
- 組織や経営環境変化に合わせた柔軟なカスタマイズ
- 必要なモジュールやフィールドを増やし、絶えず最適化できる。
まずは経営陣が注目する主要指標を的確にダッシュボード化し、社内への導入を進めるのが効果的です。その後、全社的な連携やワークフローの自動化を拡充させることで、経営企画や役員業務のDX化を強力に推進していくことができるでしょう。